DIY

日曜大工という言葉から連想されるのは、休日のお父さんのような男性的なイメージかもしれません。しかし近年、DIYの流行により女性も日曜大工的な造作を行う方が増えています。

日曜大工士(日本デザインプランナー協会)

造作の内容は、角材から犬小屋を作るといったような性質のものから、現在は変化しつつあります。既に家庭内にあるものや身近に購入できる一般的なものをアレンジして自分用に使いやすくしたり、外観をオシャレに飾ったり、生活を楽しむためのツールとしての側面が強くなってきました。

日曜大工士の特徴

造作をするにあたって、必要な道具や使い方の決まりなど基本的な知識を学び、それぞれの制作物についての作り方を具体的に知っている、ということを証明する資格が日曜大工士です。

日曜大工士の受験料・開催場所・試験日程

資格の受験料は10,000円です。在宅受験ができ、試験もおよそ2か月に1回実施されているので、時間のない人であっても、挑戦しやすい資格と言えます。

それぞれの回の受験申込期間中に日本デザインプランナー協会のホームページから受験申し込みを行います。12週間以内に試験問題が佐川急便の代金引換で自宅に届くので、510日ほどある試験期間内に解答し、郵送します。

日曜大工士の取得方法・費用・期間など

日曜大工士の取得方法としては上記の資格試験の受験のほか、特定の通信講座の上位講座を受講し、課題を提出することで試験免除にて資格を取得する方法もあります。

資格試験を受験するか、通信講座の課題をクリアするか、資格取得に際してどちらを選択しても良いでしょうが、どちらにせよ資格取得のためには知識をつけるための学習が必要です。

主な学習方法としては通信講座があります。諒設計アーキテクトプランニングの提供するDIY工作アドバイザーW資格取得講座では、学習のみの通常講座であれば59,800(3300円×20回払いの分割も可・初回4,276)。課題提出で資格認定を受けられるスペシャル講座であれば79,800(3,800円×24回払いの分割も可・初回3,891)の受講費用が必要です。

上記のいずれの講座も、日曜大工士と併せて別資格のDIY工作アドバイザー取得も視野に入れています。そのため一度にふたつの資格に関する学習、および資格取得が可能です。

学習に要する期間としておよそ26か月程度が想定され、試験を受ける場合には申し込みから合否通知までにおよそ3か月弱を要します。

日曜大工士取得後の仕事・収入

資格取得後には、市販の雑貨のリメイクや壁紙の貼り方など、趣味としてのDIYの仕上がりからさらに一歩上の、クオリティの高い制作物を仕上げるための知識が身についているはずです。

その知識を生かして、自宅やカルチャー教室などで講座を開き、DIYをこれから始めようとする方や、始めてはみたものの思ったようなものが作れないといった初心者の方に、制作についての具体的な知識を伝授する講師になることが可能です。

収入は、自宅などを使って自分で教室を開催する場合は参加人数×参加者から集める講座費用ですが、宣伝等を自分で行う必要があります。カルチャースクールでの講座を持つ場合には宣伝や集客に自分の労力を注がなくて済むのですが、講座費用の半分以上を運営団体に収める必要があります。

いずれにせよ、収入は集客次第ということになります。

日曜大工士のメリット・デメリット

メリットとしていえるのは、資格の取得までに身につく知識がとにかく実戦的かつ具体的なので、学んだことをそのまま生かして造作物や講義内容などに利用できるところです。

また、誰でも受験できることが出来る上に在宅での資格取得が可能であるという気軽さもメリットであると言えます。

一方のデメリットは、資格取得までに実技を問われる部分がないので、実際の道具の扱いや造作については資格で学習したことを生かしたうえで自学自習し、磨かなくてはいけない部分でしょう。

DIY工作アドバイザー(日本生活環境支援協会)

DIYの精神とは、「Do  It  Yourself」の言葉が示す通り、「自分でできることは自分でやってみよう」という気持ちです。DIY工作アドバイザーが主に対象にしている受験者は、そういった気持ちを持つ一般の人です。

DIY工作アドバイザーの特徴

試験では道具の種類や扱い方、DIYでどういったことが出来るのかといった知識を問われます。

大がかりな造作というよりは身近なDIYを意識した資格で、身の回りの物や自身の部屋の中を自分の好きなようにアレンジしたい、そのための方法を知りたいという方におすすめです。

DIY工作アドバイザーの受験料・開催場所・試験日程

資格の受験料は10,000円です。試験はおよそ2か月に1回実施されています。試験方法としては在宅受験で、申し込み後に送られてくる試験問題を、試験期間中に解答し、返送するという形で受験します。日本生活環境支援協会のホームページより受験申し込みを行うと、順次、佐川急便にて受験に必要な受験票・試験問題・解答用紙が発送されます。受け取りの際に、代金引換にて受験料を支払います。(手数料・送料無料)

DIY工作アドバイザーの取得方法・費用・期間など

DIY工作アドバイザーの取得には、受験のほかに、通信講座を受講し、課題をクリアするという方法もあります。

DIY工作アドバイザーの取得を謳う講座を提供する会社には、諒設計アーキテクトプランニングやSARAスクールジャパンといったところがあります。いずれも日曜大工スペシャリストとの2資格同時取得を目標にした講座設計であり、学習のみの通常講座であれば59,800円、課題提出で資格認定を受けられる上位の講座であれば79,800円の受講費用が必要です。

学習期間としては最短で2か月ですが6か月以内が目安になっています。試験を受験する場合には、試験問題に解答し、返送してからおよそ1か月後に合否が通知されます。

DIY工作アドバイザー取得後の仕事・収入

資格取得後には、DIYに必要な道具の構造について、また道具を使用した造作の効率的な工程についての知識がついています。

DIYを行いたいと考える人がまず出向く場所が主にホームセンターですが、そのホームセンターでお客様により具体的にアドバイスができるDIYの知識を持った職員の需要が高まっています。

ホームセンターに限らず、DIYに関する資材や道具を扱う店舗でも同様です。

また、資格取得で得た知識をもとに、DIYに関する講師として活動することも可能です。

DIY工作アドバイザーのメリット・デメリット

メリットとしては、身近な工作とそのための知識をテーマにした資格なので、これからDIYを始めようという方でも気軽に取り組みやすいことがまず挙げられます。また、DIYが好きだとか得意だという人が増えていく中で、資格を取得までしている人は少ないので、アピールポイントとして活用できます。

デメリットとしては、DIYに必要なあらゆる道具についての知識を問われるため、自分が日頃使うことがないような道具に関しても知らなくてはいけないなど、出題の範囲が広くなりがちなところが挙げられるでしょう。

DIYアドバイザー(日本DIY協会)

DIYを自分で行いたいと考える一般の方に対して、適切なDIYの方法や道具および材料の選定について助言できることに加え、生活空間としての法律に沿った形でDIYを計画し、アドバイスできる人材であることを証明する資格です。

DIYアドバイザーの特徴

試験は学科試験と実技試験があり、出願から合格までのステップが細かく分かれ、長期間にまたがっています。試験の出題範囲も幅が広く、実際の道具についての細かな種別から住宅のほぼ全ての部位の傷や不具合に対する補修方法までの知識と技能を求められます。

しかし、長い期間をかけて幅広い分野の試験を行う分、DIYアドバイザーに合格することは実践的な知識と技能を持っていることの証となります。また資格としての歴史が長いこともあり、信頼性の高い資格であるといえます。

DIYアドバイザーの受験料・開催場所・試験日程

願書の取り寄せに1,080円必要で、その後受験料として14,040円を納入します。

一次の学科試験は東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、仙台全国6か所で行われ、その後の実技試験、面接は東京、大阪の2か所で実施されます。

試験の実施は1年に1回のみで、例年春ごろに開始される願書の取り寄せや申し込みの期間など、それぞれ決まっていますので事前の確認が必要です。

DIYアドバイザーの取得方法・費用・期間など

まずは各年4月下旬からの願書の取り寄せ期間に願書を入手し、5月下旬から始まる願書の受付期間に受験申し込みをします。その後8月下旬に実施される学科試験に合格したら11月に二次試験の実技試験と面接に進みます。二次試験に合格し、DIYアドバイザーとして登録申請を行うことで資格取得となります。

願書の取り寄せから合格後の認定証交付まで、およそ10か月かかります。

資格取得にかかる費用としては、試験の出題範囲となるテキスト(2冊)がそれぞれ6,000円と4,000円で販売されている他、日本DIY協会にて学科(10,800円)と実技(16,500円)それぞれの講習も設けられています。日本DIY協会のホームページ上の「資格試験実施要項」に各教材や講座の紹介と費用が一覧で紹介されています。

その他、産業能率大学の主催する通信講座も日本DIY協会と提携する形で開講されており、受講料は講座により変わりますがいずれも学習期間の目安として6か月を想定されています。

DIYアドバイザー取得後の仕事・収入

DIYに関する講習やサークル活動の講師として活動することが可能です。また、自身でDIYを行いたい、もしくは自宅のDIYを行ってほしいというニーズを持った個人に対してアドバイザー契約し、助言や実際のDIYの補助をすることで報酬を得るといった方法もあります。

収入については、主にフリーランスでの活動となることが予想されるため、DIYアドバイザー個々人の能力および集客のための知名度、得意分野がその時勢のトレンドに合致しているか、などの状況により大きく差が開きます。

アドバイザーとしての契約は1日単位もしくは時間単位で行われることが多く、1日でおよそ10,000円~20,000円、1時間で1,500円~3,000円程度が相場です。

DIYアドバイザーのメリット・デメリット

DIYに関する仕事を始めたいと考えたときに、DIYアドバイザーを名乗ることが出来るため顧客に対する信頼性が上がります。

元から知名度のある方などがアドバイザーとして仕事をするなら、資格がなくても仕事の依頼はあるでしょう。しかし一般の方が仕事を始めるにあたっては、やはり知識と技能を持っていることの証明があると無いとでは受注成果が大きく異なります。

そのため実績が積み重なってくるまでは、資格を保持していることが大きなアピールポイントになります。

デメリットとしては、学習期間を含めた資格の取得までにかかる期間が比較的長くかかることが挙げられます。短くともおよそ1年半を想定する必要があります。

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