
DIY初心者でも取り組みやすい本棚。きちんとしたものを作るには、手順や準備するものを知っておく必要があります。今回は一般的なボックス型本棚の作るために必要なものや手順を紹介します。
目次
本棚を木材でDIYするための準備
本棚をDIYするにあたって必要な道具を揃えておきましょう。
トンカチ
丸ノコ
円形のノコ刃を回転させて木材などを切断する電動ノコギリ。手動のノコギリよりも速くかつ正確にカットできます。本格的にDIYをするなら持っていたい道具ですが、ホームセンターでカットサービスがあるので、必須ではありません。
ドリルドライバー
ビットという工具を付け替えてネジを締めたりネジ穴をあけたりできる電動ドライバー。ネジ締めは力が必要なので、特に女性は持っておいた方がよいでしょう。
木材
さまざまな材質、規格があります。材質はスギやマツ、ヒノキ、ホワイトウッド、SPF(混合材)など。SPF材やホワイトウッドには「1×4(ワンバイフォー)材」「2×4(ツーバイフォー)材」など、アメリカの建築工法によって規格化された大きさで販売されていることが多いです。「1×4」は1インチ×4インチのことで、木材の厚さと横幅を表しています。長さは1820mmが主流です。
サンドペーパー
木材のささくれなどをなめらかにする。数字が大きいほど粒子が細かくなります。
釘・ネジ
作るものによって種類や釘の長さが決まります。
木工用ボンド
塗料
ハケ
本棚を木材でDIYするための手順
- 本棚は最低限、天板・側板・棚板・床板・裏板があれば作ることができます(壁際にピタッと添わせる場合、背面の板はなくても大丈夫です)。必要な板の枚数を考えながら、設計図を書きましょう。
- 木材をホームセンターなどで買い、自分でカットできないならカットしてもらいます。
- 切り口や木材の表面にやすりをかけて滑らかにしておきます。
- 側板に天板・棚板・床板の位置をえんぴつなどで印づけします。
- 側板で天板と床板を挟み込むようにして取りつけます。あらかじめ天板・床板の断面にボンドをつけ、側板に仮止めしておくとビスネジを打ち込みやすいですね。ひとつの断面につき2か所、側板の表からビスネジをしめます。ビスネジを入れるところには、あらかじめ穴を開けておきましょう。
- 棚板を印にしたがってビスネジで付けます。ビスネジで棚を固定せず、打ち込み式のダボを側板の内側にねじ込めば、可動式の棚板にすることができます。
- 色を塗るならこの時点で塗ります。乾かしながら二度、三度塗り重ねます。裏板をつける人は裏板を塗るのも忘れずに。
- 裏板をつける場合、ペンキが乾いた後に裏板を釘で打ち込んで完成です。
基本的な作業の流れは上記のとおりです。一つひとつの工程には細かい作業があったり、色塗りのあとにニスを塗ったりと実際はもう少し複雑になります。
本棚をDIYする作り方・必要なもの まとめ
本棚を一からDIYする工程は比較的単純です。しかし、自分の作りたいものを図面にし、必要な木材やネジなどを割り出し、木材をカットするなど下準備が必要なことがわかりますね。また、道具も最低限ドリルドライバーは持っておきたいところ。しっかりネジを締めることができるかどうかが本棚の出来を左右するといっても過言ではありません。
道具を揃え、しっかり準備してDIYに臨んでくださいね。